「花街の母」やっさん記

花街の母

一、他人にきかれりゃ 自分のことを
本命つれない 釣師です
外道キャスターと 答える私
こんな小場所を 見つけては
たとえひとつの ガッチョでも
釣って今夜の おかずが欲しい

(台詞)
『いくらよどんだ水でも
潮の流れる大阪湾
釣りにくうございます
大物を狙った昔もありましたが……
ああ あのアタリ
三脚を残して飛んだ竿 あのアタリを恨みます・

二、厚い防寒着に わが身を包み
酒で体を 暖める
そんな夜釣りに 出かける私
あれが釣れない 投げ釣りと
バカにされても 夢がある
それは釣魚の 日本記録

(台詞)
・カレイの地合いはアッという間です
小フグの入れ食い
もう周りはサビキャーばかり 出る幕ないわ
でも もう少し この波止に
私を置いて下さい
せめて あのアタリに
もう一度出会うまで・

三、何度止めようと 思ったことか
だけど風で泣く 道糸の
声に引かれて 十年過ぎた
夜に釣りする 男にも
きっといつかは 大物が
来ると今日まで 信じて投げた