「昭和枯れすすき」GCカムちゃん作

まず下に投げた
いいえ 真横に投げた
この波止も追われた
いっそウキでもやろうか
力の限り 投げたから
未練などないわ
怒鳴られて帰る 二人はダメ釣り師

ヒトデでも耐えた
そう むかつきながら
クサフグでいいから
なにか釣ろうと話した
座布団なんて 望まぬが
坊主だけはイヤ
カラのビク見つめ 二人はダメ釣り師

「そのフグを捨てろ」
「なぜ? こんなに太いよ」
「釣る時は一緒と
あの日決めたじゃないかよ」
まぐれ外道の 大きさに
こみあげるジェラシー
フグの数 競う 二人はダメ釣り師