「Maoさん利尻島爆裂写真」


利尻島釣行記

離島を愛する「なぶらーず」。投げ釣りを覚えて初めて行った場所が「隠岐」であったことからも
いかに僕らが離島好きかということを分って頂けると思います。
今回はその離島好きが高じて、ついには最北の地、利尻島まで行ってしまったお話です。

【10/9(土)】
台風が本州を襲おうとしていたまさにその時、僕と澄川は伊丹空港にいた。
3連休の初日ということもあり、混雑する出発ロビーで搭乗手続きを済ませ、
出発ゲートへと向かう。思いは最北の地、利尻島へ飛んでいるのだが、ひとつだけ心配事がある。
今回は伊丹→千歳→利尻の乗り継ぎを計画しているのだが、
千歳での乗継時間が25分しかなく、おまけに伊丹出発が遅れそうなのだ。
空港職員から「利尻便にご搭乗できない場合もございます」と言われ、
思わず顔が引きつる。(千歳→利尻便は1日1便しかない)

飛行機に乗り込んだものの、なかなか動かない。焦りは頂点へ。二人の思いを知ってか知らずか、
飛行機は定刻より20分遅れでゆっくりとタラップから離れ、離陸した。
出発後直ぐにアナウンスで「定刻どおりの到着を予定」との旨が流れ、思わず小さくガッツポーズ!!

千歳に到着し、東京から既に到着済みの三原と合流後、利尻便の出発するゲートへ向かう。
利尻便は離島便らしく、可愛らしいプロペラ機。大型機の発着する千歳空港では
異彩を放つ飛行機である。ここからは約1時間のフライト。出発直後から徐々に空が
明るくなってくる。そして稚内上空に差し掛かる頃には雲ひとつない快晴となる。

「幸先いいな」と言っている3人の眼下に、ついに利尻島が見えてきた。島の中央部には
利尻富士がそびえている。利尻富士の山麓は広大な草原となっており、日本の景色とは
思えないほどのスケールである。

飛行機は利尻富士を横目に眺めながら無事着陸。タラップを降りるとかなりの強風。ここ利尻島は
常に風が吹いていることで有名な島なのだそうだ。ただ、円形の島なのでどこかには逃げ場はあるだろう。
空港内のレンタカーカウンターに行き、レンタカーを借りる。その時におばちゃんから「何釣るの?」
と聞かれ「カレイとアブラコです」と答えたところ「アブラコ!?ここじゃみんな捨てるよ」と言われる・・・

荷物を車に積み込み、そのまま最寄の「鴛泊(オシドマリ)」へと向かう。ここは思いっきり向かい風になるが、
沖波止の内向きでは釣りになりそうな雰囲気。早速荷を解いて釣り場へと向かう。
内向きに3人が並び、思い思いにキャスト。しかしアタリがない。正直なところ、1本目を投入した瞬間に
アタリがでるくらいに魚影が濃いところだと思っていたのだが・・・

澄川と2人で「やばいな〜」という話をし、それぞれの釣り場に戻ったのだが、澄川の竿が曲がっている。
何かをぶり上げた!近寄ると、アイナメの33cm。澄川の自己最高である。なぶらーずのアイナメ記録は
僕が上げた35cmなので抜かれずにほっとする。

しかし、その後も澄川の猛攻は止まらない。また重そうにリーリングしているので、「今度は海藻やろ」
と三原と話をしていたのだが、抜き上げたのはクロガシラガレイの36cm。本当にぷりぷりのクロガシラ
ガレイである。澄川はその後もクロガシラの38cmを追加。「最高でーす!」と叫んでいる。

一方、僕と三原には皆目アタリがない。焦っていた時に。僕にアイナメの35cmが釣れる。嬉しいのだが、
澄川のクロガシラを見た後だけにカレイが欲しい。澄川に聞くと「シモリ周りで来たよ」とのことだが、
僕の釣座にはシモリがない。止む無く全ての竿を近投にするものの、大物に5号ハリスを切られ、
悔しい思いをしただけ。結局この日はアイナメのみで終わってしまった。三原はアイナメも釣れず意気消沈。

ホテルに帰ってから夕食を取り、その後沓形港に行ったのだが、大物は釣れず。
明日の朝マヅメに期待を込め、就寝。

【10/10(日)】
朝マヅメを狙おうと、4:30に目覚ましをセットした3人であったが、案の定寝過ごす。そのまま
のんびりとホテルで朝食を取り、島の南へ向かう。
途中の浜では鮭が押し寄せており、海面が真っ黒になっていた。初めて生きている鮭を見て、
ここが最北端の島であることを実感する。

「鬼脇」の大波止が良さそうだったので、今日はここで釣りをすることとする。
今日も澄川は絶好調!いきなりアイナメの35cm、クロガシラの36cmを上げる。
しかし、僕と三原には全くアタリがない。どうやらピンポイントでしか釣れないようだ。

またまた澄川がアイナメを持ってきた。今度は39cm。これで僕のなぶらーず記録はあっさり抜かれた。
「止められまへん!」と騒ぐ澄川に「対岸の突堤に移ろう」と提案。
(突堤の方がポイントが広そうだったので)
勝者の余裕からか、快くOKしてくれた。

というわけで、竿を片付けにかかる。そして、最後に残していた竿に手をかけ、リーリングを始める。
と、根掛りのような重さ。。。しかしリールは巻ける。
「ロープか何かに引っ掛けたか?」と思っていると、突然ラインが横走りを始める。
「魚や!」慌てて海面を覗き込むと・・・
「鮭?」

とにかくでかい魚がかかった。この竿の仕掛けは8号の1本針。
タモを持っている三原とはやや距離がある。
抜き上げようとした瞬間、竿にもの凄い重みが乗る。
「やばい!」と思ったが、もう止められない。根性で抜き上げる。

波止に横たわった魚はなんとアイナメの大型。これがまた半端じゃなくでかい。
震える手でメジャーを当てると、完全に50cmを超えている。
2人も駆け寄り、「うーん」と唸っている。
釣った当人は半分放心状態。嬉しさがこみ上げてきたのはしばらくしてからだった。
(ちなみに「8号1本針」と思っていた仕掛けは5号2本針でした。やばかった〜)

その後、対岸の突堤に移る。ここでもアイナメの40cmクラス、カジカと数が出たが、
午後になり、ぱったりとアタリが止んだことから、鴛泊へ転進。
時刻は既に15時。日没まで2時間しかない。

ほぼぼーず状態の三原は「プレッシャーやな・・・」と言いつつも仕掛けをセットしている。
アイナメの30cmオーバー、ヌマガレイの30cmクラスがぽつぽつと来るものの、大物のあたりはない。
そして夕日が利尻富士の山麓に沈み、辺りはとっぷりと暮れてしまった。
「そろそろ納竿か・・・」と思った直後、澄川が「三原が何かをかけた!」と叫ぶ。
タモを持って駆けつけると、三原が「締めこむ・・・」と一言。慌ててスタンバイをする。

やがてヘッドライトに照らされた海面に浮かびあがってきたのは大きなカレイ。
慎重にタモに誘導し、引き上げる。
ものすごい横幅かつ肉厚のカレイ!!メジャーを当てると42cmだが、もっと
大きい印象を受ける。
当の三原はやっと登場した利尻島らしい魚にほっとしている様子。
この日はこの1匹で終了し、ホテルへ戻った。

【10/11】
泣いても笑っても最終日。しかもフライト時間の都合で、釣ることができる時間は2時間ばかり。
まだ大型カレイを釣っていない僕は何が何でもカレイを釣りたい。
大波止の向かいにある小突堤に釣座を構える。

ここでは向かいの大波止と同じポイントを攻めることになる。
前日に三原が釣ったポイントに仕掛けを入れ、アタリを待つ。
しかし、今日は前日と打って変わってアタリが出ない。

納竿まであと30分。「もうダメか・・・」と思った時に、竿先が軽く入った。
こつこつという感じのアタリなので、小アイナメかと思い、期待せず合わせる。
しかし、手元に伝わってきたのは「ズン」という重さ。
リーリングをしながらも、時々締めこむので、「ひょっとして・・・」の期待が募る。

上がってきたのは待望のクロガシラ!サイズは35cmと3人の中で一番小さいが、本当に嬉しい。
この1匹で満足し、片づけを始める。すると三原から「あたってる〜!」の声。
見ると、三原の竿がダンス状態になっている。が、三原は別の仕掛けを回収しているため、すぐに
あわせることが出来ない。やっとのことであわせてリーリングをするが、もの凄い引きのようだ。
やがて上がってきたのはアイナメの46cm。最後の最後に釣れた大物に嬉しさを隠せない様子。

この1匹で首尾よく納竿とし、利尻島を後にした。
利尻島は景色・食べ物ともに本当に素晴らしいところだった。
次回は何年後になるかは分らないが、再びチャレンジしてみたいと思う。

【釣果(お持ち帰り分)】
・クロガシラガレイ 35cm〜42cm 5匹
・アイナメ 33cm〜51cm 10匹
・カジカ 38cm
・ソイ 30cm、31cm

30cm未満、ヌマガレイは全てリリース


【感想】
盛期ではなかったせいか、カレイはピンポイントに固まっているようでした。
一般的に良いと言われている航路筋、波止の延長線上は全くダメで(ヌマガレイは入れ食いでしたが)
鴛泊・鬼脇ともに、ポイントは湾内のシモリ場でした。
カレイ釣りでは「障害物のあるところを狙え」とは良く言われますが、まさにそのとおり。
良い勉強になりました。
(3人で20個以上の錘は失いましたが・・・)

今回の釣行ではかなりの費用がかかりましたが、安く行く方法はいくつかあります。
大阪⇔稚内の直行便は6月〜9月の間のみ運航されますが、その時期に運良く「超割」の
チケットが取れれば、往復の飛行機代は24,000円ですみます。
(かなりのプラチナチケットですので、本当に運が良くないと取れませんが。。。)
また、6月〜9月の間に誕生日を迎える方は「バースデー割引」が使え、同じく24000円で
往復が可能です。

ぜひ、最北の地での爆釣を経験してみてください!

<画像コメント>

mao.jpg=51cmのアイナメです
zentai.jpg=全体釣果です。この写真を撮った後に三原の46cmアイナメが来ました
numa.jpg=関西で釣れることはめったにないヌマガレイです。ただ、体表が小突起
       で覆われているため、「気持ち悪い」というのが正直なところです。