「イザ!と言う時の為に」(トラやん)

釣り場では色々なアクシデントが起こる。
このエッセイではそんな時に慌てなくても良いように、簡単な対処方法を書いて見たい。

・針が刺さった時
 仕掛けをセットしている時や魚がかかった時に針をはずそうとして、誤って自分の手などに刺さってしまった時は、慌てず、戻りの部分をペンチやニッパーで切って、両方から引き抜く。決して無理矢理抜こうとはしない。傷口が広がって出血がひどくなる。抜いたあとは海水で傷口を洗ってから清潔なタオルやティッシュで拭いてからそのまま、きつく押さえて止血する。それでも止まらない時は少々、乱暴であるがタバコの火を傷口に当てるとすぐに止血出来る。消毒効果もあって化膿しない。

・オコゼに刺された時
 ご存知、猛毒のオコゼに刺された時はまず、口で傷口を吸出し、患部を温める。
この毒は熱に弱いので、決して冷やしてはいけない。温める方法としては湯があれば一番だが、
なければ自販機の缶コーヒーの熱いもので温めても良い。
そのまま放置していても二時間くらいで痛みは取れるが、辛抱できない方はお試し頂きたい。

・溺れたり大怪我や骨折した時

 これは一人では対処出来ないので、仲間や他の釣り人が近くにいる場合の話である。

 溺れそうになった人を見かけたら手近にあるクーラーの蓋をして、肩バンドにロープをつけて、投げる。
体力がある人であればクーラーだけでもそれにしがみついて泳ぐことが出来るが、そうでない場合、
すぐに手を離してしまうのでやはり、ロープは必携である。一個だけでなく複数のクーラーを投げて
やればどれかにしがみつくはずである。運良く岸に上げることが出来て、その人が呼吸停止していた
場合でも諦めずに、心臓マッサージをしてあげるのが当たり前だが、なかなか、素人にはむつかしい点が
あるので、とにかく、体温が下がらないように工夫して、気道が塞がらないような姿勢を保ち
(頚部をまっすぐにして顔は横を向ける)救急車を待つ。

 出血部位や骨折部位によるが、大出血を起こしている場合は出血部位を確認して圧迫止血する。
 動脈性の出血は鮮紅色で、計時的に「ピュッピュッ!」と出る。静脈性の場合は「ダラダラ」と
 出るが、両血管は大抵、平行して走っているので、大怪我の場合、両者同時の出血傾向が多い。

 骨折で患者さんが動けない場合は、投げ竿の元竿(一番太い部分)数本に何枚かの
服やズボンのすそや袖を通して、担架を作って乗せる。肋骨骨折などは無理に動かすと骨折破片が肺に刺さる可能性があるので、ゆっくりと急造の担架に乗せて移動することである。

 いずれの場合でも、仲間が連携を取って治療にあたる者と救急車の手配と家族に連絡する者を瞬時に決めて、対処しなければならない。


 深夜の国道42号線の怪(ゴンちゃん)

休日前の深夜の国道と云えば、1週間を通じてもっとも交通量の、減少する時間帯でもある。。。
それは、別名「シニ号線」と異名をつけられる程、深夜には事故の多い路線での出来事。。。
私が始めて車を購入したのは、今から15年程前の事だったでしょうか?友人から格安で譲ってもらった2ドアのコロナクーペ。昔の事ですから、10年落ちともなるともはや鉄屑寸前!!今の車の様に性能もあまりよくなくて、よく故障もしたもんです。その愛車はドライブに、釣りにデートにと故障しながらも、よく走ってくれたもんです。

しかし、、、その「国道」の、とある峠にあるトンネルを抜けると、なぜだかエンコしてしまうのです?1度目はドライブの途中、ガス欠の様な状態となりストップ。。。。昔の車の事ですから、構造も比較的単純で、ボンネットを開けて、友人に懐中電灯をもたせて、燃料フィルターやら燃料ポンプを、点検するが異常なし、、、
思案の挙げ句に、ヤケクソになってセルを廻すと、エンジンはかかりました?

2度目は釣行の際だった様に思います。まったく同じ現象、、、車齢12年目の老朽化のせいだったのでしょうか?偶然とは、重なってしまうもの。。。同じ様な場所で、同じ症状が現れるとは?あまりそういった事には無頓着の私でも、「深夜の国道」の路肩では、あまり良い心地はしません。。。

それから数年、コロナはさすがの老朽には勝てずやむなく廃車。コロナに変わって、新たに愛車となったのが、「ラングレー」と言う、かの有名な「スカイライン」の弟分にあたる、小型車でした。自動車マニアの方ならご存知でしょうが、スカイラインのテールレンズもどきをつけた、なかなか私にとってはお気に入りの1台でした。

新しいマイカーに変わった事で、心機一転久々に釣りに出掛けました。久々の釣行だったので、嬉しさのあまりマイカーでの仮眠を考えて、毛布や釣り具、食料を積み込んでいざ出発!!数年前の出来事などすっかり忘れていて、意気揚々と快適なドライブ!私の悪い癖なのですが、窓の隙間から煙草の吸い殻をポイとやって、バックミラーに赤い灯がフワッと映ります。小粋やね〜」と、独りごちる。若気の至りとお許しください。

例の故障ポイント近くとは気づきもせず、しばし小休止。後部座席に置いていた飲み物を、取ろうとして振り向いた時でした、、、シートの上で煙草がコゲているではありませんか!あわてて吸い殻を灰皿へ、、、シートのコゲはたいした事はなかったのですが、たしか、、、私が最後に煙草を吸ったのは、10分以上も前、、、?
ポイッとやって、バックミラーで「小粋やね〜」と云ったハズ!?首をかしげながら、灰皿を見るとまだくすぶっている吸い殻は、間違いなく私の吸う銘柄??

何かの見間違いで、風圧で煙草が舞い戻り、車内に入ったとしても、それも少なくとも10分以上も前の煙草がくすぶっているものでしょうか?何かの勘違いかと思いながらも、愛車を発車させると、ヘッドライトの視野に入ったのは何かの供養でしょうか?少し朽ちはてた路肩に寂し気にも、、、花が添えられてありました。。。