「泉南臨空パパラ石積み波止釣行記」平成14年6月9日(トラやん記)

金曜日のマリーナシティに次いで、この日は午後からの会議終了後に二時間の
タイム釣りをいつものパパラ海岸で行った。
午後5時前にFVでチロリを500万円購入。そのまま、単車で現場に向かう。
まだ、ジェットボートがいたが、数はそれ程多くはない。

先客の年配の方が一人、右端で竿を出していたが、短竿のズボ釣りであった。
いつもの左サイドから一本だけ持って来たサーフカスタムの並継ぎ竿で遠投。
100メートルくらいにある駆け上がり付近を仕掛が通過した途端、グイーとキス
特有のアタリが出たが、途中ですっぽ抜け。

二投目も同様のポイントに投擲して、引き釣りをすると、また、同様のアタリが
あり、今度は竿先を下げて二度目の引き込みを待った。
クイーと穂先が入ったので、今度はがっちりフックしたと思い、リーリングを開始。
22センチの良型キスが上がって来た。

三回目も穂先をスーと持って行くアタリがあったが、ジェットボートが目の前を
横切ったので、巻上げを中止した途端に根がかりで仕掛を失う。
それからはキスらしいアタリは途絶え、代わりにキュウセンの良型(23センチ)
やアイナメの26センチなど、根魚が釣れ出した。

右方向に大きく流されるので、引き釣りはやめて、置き竿にしていたら、
いきなり大きなアタリが来て、竿ごと海面に落ちてしまった。竿立ては持参
しなくて、石の間に立てて置いたのが災いしたようだ。予備竿でもあれば
錘を装着して、その竿を回収出来るのだが、お手軽釣りだけに、何も持って
来ていない。先客もとっくに帰ってしまっている。

途方に暮れて、流されて行く竿を見ていたら、ここに遊びに来たと言う若者グループ
が「おっちゃん、僕が泳いで取って来てあげるわ」と言うなり、いきなり素っ裸になって
飛び込んでくれた。すでに50メートルほど沖合いに流されているのに、一生懸命
泳いで、竿を回収してくれた。見た目には全員が茶髪で、やんちゃな連中のように
思えたが、この素早い行動を見て、心から彼らに感謝した。

夕方で気温も下がり、寒いし、周囲にはまだ大勢の女性を含む行楽客がいるにも
関わらず、フリチンになって飛込んでくれた若者に驚きながらも、何か感謝の気持ちを
伝えたいと、「少ないけど、これで皆でコーヒーでも飲んで、本当に有難う。」と言って、
五千円札を渡したが、「そんな大金もらわれへん!」と、受け取ろうとはしなかった。

押し問答をして、やっと受け取ってくれたが、パワーエアロのリールや竿がそっくり
海の藻屑と消えたことを思うと五千円でも安いものである。
トラの不注意からこのような状況を迎えたが、竿を出しているにも関わらず、
目の前を平気で走り回るジェットボートの茶髪の連中と彼らの大きな違いを
経験させて頂いた貴重なタイム釣りであった。

その後も、ガシラとベラを追加して、太陽が沈む前に納竿。気持ちよく、単車に
跨り、自宅に帰って来た。釣果写真は思い出のコーナーにアップしました。