「谷川一文字ミニOLM」平成14年7月20日、トラやん記

この日は「海の日」。本当は長崎に遠征して尺ギスを狙う予定だったが、
最近、地区のボランティア活動が忙しくて、長い休暇は取れない。
トラの計画に賛同してくれたやっさんを始め、コメちゃん、NAVIちゃんの
計、4名で一ヶ月ぶりに近場であるが、そこそこの大物が狙える泉南は
谷川一文字にマイボートで渡った。

日中の釣りは身体に堪えるため、午後4時前に現地に到着。
今回はある密かな計画があるので、一回目の渡船は広い駐車場がある
北波止の根元から出した。多少の波風があるものの、すんなりと道具を
満載したボートは一文字に接岸した。今度はいつもの渡船乗り場である
水産試験場の護岸にやっさんを迎えに行って、二人で一文字右岸で
竿を並べた。夕方とは言ってもまだ日が高いので、持参したテーブルと
ビーチパラソルを設営。

毎度の強い竿取り風が吹いている為に、道具が飛んでいかないかと
心配であったが、おかげで、暑さは気にならなかった。
定番のテカミと遊んでいると、コメちゃん、NAVIちゃんコンビが登場。
同じように右岸よりに竿を並べて、暗くなるのを待つ。

トラは以前にここでコメちゃんが良型のヒラメを釣っているのを見ているので、
絶対に、小アジの泳がせでも釣れるだろうと考えていた。
今回はスケベ心を出して、普通の投げ釣りプラスやっさんに頼んで買って来て
貰ったサビキ仕掛とアミエビで小アジを狙うこととした。セットした仕掛を
放り込むとすぐさま、エサには手頃な小アジがポロポロと釣れる。

5号ハリスにカレイイレグの14号と言う仕掛に元気な小アジをつけて、
20メートル位の所にチョイ投げしては、時々、様子を伺いながら、弱った
アジを取り替えていた。そのうち、アジ釣りが面白くなって来たので、
NAVIちゃんに「悪いけどエサ取り替えて投げといてくれる?」と
頼んでほったらかしにしていた竿を上げに行くと、緩めいておいた
ドラッグ付きのリールが大きく流されて道糸がかなり出ていた。

慎重に巻いてあおって見ると何と!魚の反応があった。ハリスも太いし、
エサがアジなのでまず、丸呑みにしていたら外れることはないだろうと、
近くまで巻いて来ると、思った通り、ヒラメであった。仲間がこれまで
大型カレイを沢山釣っているので、一目で大したことはないなと思ったが、
狙いどおりのヒラメだったので、無茶苦茶、嬉しかった。
実寸、31p。喉の奥まで小アジを飲んでいた。

初期の目的を達したし、後は深夜に訪れるであろうドラマに期待して、
ひとまず、投げ竿に集中することにした。仲間の釣果はNAVIちゃんが
マダイの小型を上げているくらいで、この時間帯はやっさんもコメちゃんも
クーラーに入れる魚はまだゲットしていなかった。そして、やがて日が西に
沈む直前になって一回目の嬉しいドラマが突然、訪れた。

軽快なアメリカンパトロールの音楽がトラの携帯から流れた。
「トラさーん、yukaでーす!」 「え!何処からかけてんの?」
「近くに来たので覗いて見たの、向かい側の波止にいるの」
「ほんまかいなそうかいな!引越しのサカイ!」とは言わなかったが、
取り合えず「迎えに行くから待っててね?」と言うなり、NAVIちゃんと
コメちゃんが走ってくれた。

NAVIちゃんの操船で一文字に上がって来たyukaさんは何と、単車に乗って
大阪市内から釣り場めぐりでここに来たと言う。GC飲み会OLMに続いての
美人との再会で、波止の上には緊張が走った。(嘘)
とにかく、嬉しかった。せっかく来たのだから、トラの竿で釣りをしなさいよと
強引にお誘いしたら、体調が良くないので少しだけと言いながら、結局、
翌朝まで付き合ってくれた。と言うか、夜中に暴走族の多い国道を帰らす
訳には行かず、半ば強引に留めたと言うのが真相だ。

二回目のドラマは左側に大きく流れていた潮が止まった頃にやって来た。
主人公はNAVIちゃんである。相変わらず遠投を繰り返していた竿に大きな
アタリがあり、もう少しでスッピンが吹っ飛ばされる寸前で、トラが道糸を
掴んだ。それでも強引に持って行こうとする竿をNAVIちゃんが掴んで
大きくあおったがその瞬間に生命反応が消えた。この後、すぐに38センチの
キビレが彼の竿に掛かったが問題にならないくらいのアタリだった。

恐らく、マダイかスズキの超ビックサイズだったと思うが、釣りとは得てして
そんなもので、相手の力が上回れば太刀打ちできないのが投げ釣りの
魅力でもある。夜明け近くにもNAVIちゃんに43センチのマチヌが釣れたが、
これも同様で、最初の大アタリからすれば屁みたいなものだった。

この日は不思議な日で、最後の最後に、NAVIちゃんの竿に韓国製か
中国製と思われる古代茶碗(これは探偵ナイトスクープに提出予定)と
トラの竿に乳母車の車輪が釣れて来た。

コメちゃんにはカマスとグチ、やっさんはアナゴと毛虫、グチ、トラは
ヒラメ以外、見るべき獲物がまったくなく、まさにNAVIちゃんの結婚を祝う
為のミニOLMになってしまった感があった。

炎天下でも関係なく、豪快なスイングと真剣にキスの引き釣りを繰り返すyuka
さんの姿に感動した仲間は土下座をして笑わせてくれたり、本当に驚いてくれたが、
ボーズでも大漁でも関係なく釣りを楽しむGCの一端を最後まで見てくれた彼女と
エサの買い付けからボートの運搬までお世話になったやっさんに感謝したい。
(ボートは今後、現地に預けてありますので、必要な方は鍵とオールだけトラ宅に
取りに来て下されば誰でも一文字に上がれます。鍵は今の所、NAVIちゃん、
そ〜さんの二人が別に保管してくれてます。順次、仲間の皆様のぶんも作ります。)
この日の写真は思い出のアルバムに収めてあります。