「コロダイ変じてチヌとなる」平成14年8月29日、トラやん記

先週末の敵討ちをしようと、今回は夏期休暇を利用して、平日釣行を
行った。夕方7時に家を出て、FVでマムシ三千万円を購入。
すぐに高速道路で御坊に向かったが、途中は大雨。現地での天候が
心配だったが、うまい具合に晴れて、星も輝いている。

今回は前回の8号ハリスブッちぎり事件で、道糸もハリスもすべて、16号
に統一した。道糸が太いと、遠投出来ないが、何とか70メーターラインに
投入することが出来た。家内が作ってくれた弁当を食べながら、竿先の
ケミを見るが、一向にアタリがない。

いくらなんでも仕掛けが大き過ぎて外道も来ないのではないかと
思っていたら、早速、税金のゴンズイがスレで掛かって来た。
定番のエイ子さんは来ない。チャリコも来ない。やはり、台風の影響で
うねりが港内に入って来ているのか、または前日の大雨で水潮に
なっているのか、コロの気配は感じられなかった。

暇なのでGC仲間に電話をして遊んでいると、NAVIちゃんが来ると言う。
午前二時まで竿を出して、和歌山の仕事場に向かうらしい。
それにしても病気モード爆裂の彼だが、最近はきっちりと獲物を
ゲットしている。午後11時半頃になってNAVIちゃん到着。

二人で馬鹿話をしながら竿を出していると、NAVIちゃんのドラグが鳴った。
慌てて、合わせたが、上がって来たのは赤ちゃんコロダイ24センチ。(笑)
がっくり来ていたが、可愛そうだと言いながら、リリースするも、海面に
浮いてしまったので再度、タモで掬って、トラのクーラーに入れてくれた。

次のアタリもNAVIちゃんで、今度はワタリガ二。これもトラのクーラーに
入れてくれた。何でも内緒で釣りに来ているので、獲物は持って帰られない
らしい。トラは相変わらず、ゴンズイの入れ食いを楽しんでいたが、
眠気モードが炸裂し、車内で仮眠することにした。

いつのまにか爆睡したのか、NAVIちゃんの「帰ります」コールで一旦、
目覚めたが、そのまま爆睡の二次会突入。結局は午前7時まで
眠ってしまった。(夜釣りに来たの違うんかい!」
目の前を漁から帰ってきた漁船がウロウロする為、投げられないので、
場所を北塩屋の埋立地に変更する。

一応、立ち入り禁止の看板があるが、大勢の地元釣り師が入っているので
、工事人に聞いて見たが、「ええよ!」の一言で埋立地先端の右岸で
竿を出した。こちらは漁港内と違って、随分、深い。アジ釣りの人と話して
いたら、ここでは70〜80クラスのコロが出るけど、昼は釣れんよと
おっしゃっていた、また、エエ時期に来ると尺ギスも出ると教えて頂いた。

波はそれほど感じないのだが、遠目に見える煙樹ヶ浜や塩屋の浜は
大きな波が打ち寄せていた。やはり台風の影響だろう。これでは
普通の仕掛では絡んで釣りにならないのでキス針から一本針に代えた。
ところが、ここでもゴンズイが釣れてくるのである。

「おーい!もう夜ちゃうで〜」と言いながら釣れる度に海に帰って頂いたが
何処に投げてもゴンズイの入れ食いモードである。仕方無しにアジ釣りの
おじいさんに生きの良いアジを一匹分けて貰って、飲ませを試みた。
しばらくすると、ドラグが「ジー!」と鳴って、エアロキャストBXが根元から
曲がった。一大事!と慌てて巻くが、ただ重いだけ。

そうです。正体はエイ子さんでした。それも胴体だけでザブトンを超える
ような大物であった。タモにも入らないので、仕方なく、ハリスから切った。
エイ子さんは喜んで両ヒレをトラに向けて振りながら海中に消えていった。(悲)

せっかく埋立地に来たのだから、他のポイントも見て回ろうと、今度は左岸の
ちょうど、関電の水路に当たるポイントで竿を出した。
こちらは水深は思ったほどでないが、流れはかなりある。

残ったマムシをたっぷりつけ、水路の真中辺りに投擲。暑くなって来たので、
車内のクーラーで一休み。前方のウインドーで竿を見ていたら、急に
竿先がオジギしたと思ったら、ドラグが水しぶきを上げながらすべっていった。

また、エイ子さんかなと思って、リールを巻くと、重いが、どうも感じが違う。
時々軽くなったり重くなったりするのである。慎重に巻いて手前まで寄せた時、
真っ黒な魚体が見えた。それも大きい!「チヌや!」と一人で叫んで、傍に
立てかけてあったタモを伸ばす。うまい具合にチヌの唇深く針が突き刺さって
いたので、これは取れると確信した。

右脇で竿を挟んで、チヌを浮かして空気を吸わせながら、ゆっくり寄せて来た。
ところが、護岸が高いのでなかなかタモに収まらない。仕方なく、竿を護岸の
内側に立て、道糸を持って手繰り寄せた。チヌの身体全体がタモに納まったのを
確認して引き釣り上げたが、この格闘で汗ダラダラになってしまた。

一目で50センチあると思ったが、タモに入れたまま計測すると48センチを
超えていた。あとで自宅に帰ってから正確に計測した結果では50センチに
あと5ミリ届かずの49,5センチだった。無理矢理小さなクーラーに入れたので
少しは縮んだかも知れないが、いずれにしてもトラのチヌの部、更新であった。

これまでの記録は46センチを和歌山の戸津井漁港で釣っているが、体高は
はるかにこのチヌのほうが大きかった。その後、もう一匹と粘ったが、夕立の
ような雨が何度も通り過ぎて、足下がびしょぬれになったので、正午に納竿。
コロダイ変じてチヌとなるのリベンジ釣行でしたが、最後に逆転出来て、
本当にほっとした一日でした。