「マリーナシティ&和歌浦釣行記」 平成14年12月22日、トラやん記

12月21日(土)の夕方からGCの新人、hiro君とマリーナシティに出かけた。

目的は季節はずれのキス釣りであるが、ここは冬季でもキスが釣れることは

余り知られていない。水温が一定しているので、キスの越冬場所となっている

のか、うまくいくと二桁の釣果が得られる貴重な近場である。

現地はあいにくの雨模様であったが、ベースキャンプとしてのテントを

二貼り設営し、すぐにキャストを開始。

一投目からトラの竿に20センチオーバーが微笑んでくれた。

しかし、その後続かず、hiro君が着々と数を伸ばしていく。

お腹が減ったので、駐車場に置いてある車にコンビニで買った

食料を取りに行くと、いつの間にか立ち入り禁止のテープと札が貼って

あり、監視の車も止まっていた。その人の曰く、「今日は花火大会を

するので、この辺は立ち入り禁止です。悪いけど場所を替えてくれませんか?」

と言う事だった。何でもクリスマスイブに向けて花火とライブの競演が

あるらしい。せっかくの好ポイントに陣取っているのに、もったいないと

思ったが、hiro君と二人で設営したテント、釣具をせっせと右端の

ベランダ護岸に移動。汗をかいてしまった。

先客のグループがいたが、少し離れた所で、ベースキャンプを再構築。

再び、キャストするものの、アタリが少なく、型も小さい。

雨が止んでしばらくすると、GC仲間のやっさんが登場。

続けてNAVIちゃんと、奥ちゃん、そ〜さん親子も揃って、俄然、

ベランダ護岸は賑やかになって来た。海からの音信はポツポツで

あるが、それぞれキスの顔を見ている。一番左側に陣取った奥ちゃんが

24センチの良型を釣っている。NAVIちゃんも好調のようだ。

そ〜さんは「アカンなあ」と言いながら、息子さんの面倒を見ながら

竿を出していたが、眠くなって来たのか、息子さんがテントに潜り込むと

ご自身も駐車場の車に寝に行ったようだ。

トラも昨年の今頃、真昼間に良型のキスを爆釣したので、仮眠を取りながら

夜明けに期待した。午前6時頃に眠い目をこすりながら起きて、

夜通し頑張っていた仲間に「どうですか?」と聞くと、どうも、駄目

らしい。すっかり夜も明け、期待した好時合もキスの群れがどこかに

移動したのか、すっかり姿を消してしまった。

とにかく。昼近くまで粘ったものの、誰にも釣果なく、海も荒れて来て、

NAVIちゃんの「トラさん、恒例のジプシーどうですか?」の一言で、

竿を畳んだ。息子さんの誕生祝で帰らなければならない、そ〜さん親子と

別れ、皆で一路、昔にアイナメの大物が釣れた和歌浦漁港に向かった。

マリーナからだと、20分もあれば現着出来るこのポイントは

大きな屋根があり、車も横付けで楽チン釣り場である。

冬季は追い風になり、加太のコメちゃんポイントに似ている。

それに食堂も近いし、水道完備なので、手や顔も洗えるし、貴重な

穴場として、トラの「灯台下暗し」ポイントのひとつにあげられている。

昔と言っても20年以上前になるが、泉南が北西で全滅の時にここへ

入り、ポン級アイナメを含み、良型のカレイをゲットした思い出の

場所でもある。5人が思い思いの場所に陣取り、竿を並べて、GC会議の

再開である。昼食を交替で取りに行き、時々竿を上げてエサを確認するが、

フグの仕業だろうか?素針で上がって来ることが多い。

ハゼがちょくちょく食って来るのみで、本命のアイナメやカレイの

姿は確認出来ない。納竿の時間が刻々と迫ってくる中、突然、NAVI

ちゃんが大声を上げて走った。その先を見ると、奥ちゃんの竿が

竿立てを支点にして、まさに海に飛込もうとする寸前であった。

何が来たのか固唾を飲んで見守っていたが、ドラグは猛烈にすべって

糸が出て行くばかり。ストッパーをかけて数回巻いた瞬間に、道糸ごと

飛ばされてしまった。ポイントの周辺はカンパチ、ブリ、マダイの

養殖イケスが並んでいるので、もしかしたらそこから逃げ出した青物か

スズキの大型かも知れないが、油断していた矢先の出来事だったので、

本当に驚いた。他の仲間も慌てて、奥ちゃんの投げていた方向に仕掛を

放り込んだが、日が暮れる寸前まで誰の竿にも再びのドラマは生まれ

なかった。恐らく、夜釣りをすれば、面白い釣り場と思いながら、

後ろ髪を引かれる気持ちで釣り場を後にしたが、いずれGC仲間の

誰かがリベンジを果たしてくれるだろう。

今年最後の納竿と思って釣行したものの、消化不良に終わったこの

時点で、再度の納竿釣行をやっさんと約束し、家路に向かった。