「平成15年初竿取り一文字釣行記」 平成15年2月23日、トラやん記

兼ねてより何度も挑戦した挙句、荒天で上がれなかった竿取り一文字。

やっと、天候にも恵まれて上がれました。昨年はこの一文字でGC仲間が爆釣し、今年も

その季節がやって来たので、前回、淡路で紛失した仕掛を急遽、作成。

カレイイレグ15号二本針を持って出かけました。同行者はいつものNAVIちゃんと

奥ちゃんの計3名。天気予報では午後から雨模様だったが、現地に着いた時は

無風ベタ凪。置いてあるトラ丸に乗って、沖の一文字を目指した。

NAVI船頭の操船で無事に3名が上がり、まず、ベースキャンプとしてのテント

をいつもの階段横に設営。奥ちゃんとNAVIちゃんは並んで中央付近に竿を並べるが、

トラはやっさんポイントの川尻彷徨に5本の竿をセット。マムシもたっぷりあるので、

もう一本はルアー竿に一本針で足下に落とす。今回のような竿数はサーフ時代は

当たり前だったが、久し振りに燃えていた(メラメラ!)

全部の竿を出し終わった頃に夜明けを迎え、まずは三人で乾杯!

この日の潮は小潮で、最初は大した流れではなかったが、徐々に激流に変わって来る。

午前10時の満潮を迎える寸前にやや、潮流が緩み、NAVIちゃんが24センチのカレイを

上げ、直後にトラにも20センチほどのカレイが釣れた。時合か?と思ったが、

それっきりで、時間が過ぎてゆく。出入りの漁船も少なくなって来たので、竿を全部、右端の灯台

寄りに移動したが、20センチほどのガシラが釣れただけで、本命カレイは来ない。

まっさんがポンを上げたポイントにも投げたり、ゴンちゃんが穴釣りで多くのカレイを

ゲットした内向きのスリット周辺も攻めてみたが一向にアタリもない。

またもや、全部の竿をやっさんポイントに移動し、新しいエサをつけて投擲再開。

タバコを吸ってぼんやり竿先を見ていたら、まだ魚をゲットしたことも無い新品竿の

穂先が激しく揺れた。この日はめずらしく、フグのエサ取りもないので、まず、

間違い無く他の魚だと思った。巻いて来る途中で首を振るので、アイナメだと思ったが

案の定、良型のポンだった。計測してみると33センチジャスト。やったー!と

言う心境だった。いくらカレイ調査の為の釣行だとしても、やはり木っ端ガレイだけだと

淋しかった。これで、一文字に上がった甲斐があったと、本当に嬉しかった。

その後、この日一番の大物(差し渡し60cmのカモメ)が投擲後の空中で釣れたが、ゆっくり

巻いて来て、NAVIちゃんがタモで掬ってくれた。タモの枠を噛んだりしてかなり、興奮して

いたので、タオルを頭部に被せて抱き上げ、羽根に絡んだ道糸をはずすと、喜んで?

飛んでいった。昼頃から予報通り、雨が降って来て、テントに潜り込んで昼食をしたり、

休憩をしたが、予報では1ミリから3ミリと言っていたのに、本降りになって来た。

いつのまにかトラは寝てしまったのか、NAVIちゃんの「やったー!」と言う声で目覚めると、

最初に釣ったものと同じくらいのカレイをぶらさげていた。残念なことに奥ちゃんには最後まで

魚は微笑まなかったが、「竿を出せただけでも良かったです」の一言で、この釣行に

誘ったトラの胸中はホッとしたと言うのが本音である。

午後3時頃に土砂降りの中、撤収作業に入り、夕方には仕事を終えて待ち合わせをしている

ゴンちゃんに会う為、再度トラ丸に乗船し、ピアッツア5に向かった。

少し早く着いたので、レストランで食事をし、ゴンちゃんの到着を待って温泉に入った。

いつも思うがこの竿取り一文字の良さは釣果もさることながら、納竿時に温泉に入って

食事をしたり、広間で仮眠出来ることである。トラのように泉南で住んでいる釣り人には

近いし、経済的だし、疲れも癒せるし、びっくりするような釣果に恵まれる貴重な釣り場で

ある。ただ、天候に災いするのが難であるが、逃げ場を考慮して加太や小島などに転進しても

帰りはこの温泉に入れるので、四季を通じて利用させて貰っている。

今回は一文字にどれくらいカレイが戻って来ているかの調査が主目的だったので、完全ボーズ

もあり得るだろうと覚悟はしていた。最近の情報では各地に出掛けている仲間の釣果も、

惨憺たるもので、紀東や鳥羽方面の遠征組、加太などの近場組も全員、返り討ちに遭っている。

普通だったら貧果と言える釣果であったが、改めて、一文字の凄さを認識した。

これから、日を追うごとに一文字の釣果は上がると思うが、昨年の実績をもとに、GCの皆さんには

頑張って大物をゲットして貰いたいと思う。