「新釣り場調査紀行」 平成15年7月6日、トラやん記

このところ、毎週の釣行が続いているが、今週も予てより気になっていた釣り場の

開拓に行った。当初は近場の実績ポイントで竿を出す予定だったが、仲間の情報で

諦め、最初からそこにターゲットを絞っていた。ところが、土曜の早朝に目覚める

と雨の音。天気予報に裏切られたことで、釣りは諦め、家族サー―ビスに勤める。

そして、夜になり、このところ絶好調のタイガース中継を見ながらニコニコして

いると、GC仲間のNAVIちゃんから電話。「トラさん、今日は何処に行きました?」

「いいや、雨で出鼻をくじかれたので明日、少しだけ竿を出しに行こうと思ってる」

「NAVIちゃん、暇やったらこれから何処かへ行こうか?」

「え!今からですか?了解です。車が無いので電車でトラさんの家に行きます」

と言うことで深夜からの釣行決定。行き先はみさき公園裏に出来た防潮堤。

現場には午前1時頃に到着。広い遊歩道に車を止めて、恐らく釣り人が作ったと

思える縄梯子を使って波止に下りると、綺麗に並べられた敷石の護岸がずっと

沖合いまで続いている。カーブ付近で荷物を降ろし、早速竿を出す。

先客はメバル狙いと思える電気ウキの人が数人いるだけだった。

この波止が一文字だった頃に何度かボートで渡っているが、その時はかなりの

根があり、ガシラが入れ食いになったのを思い出した。

一投目からNAVIちゃんに竿先を浮かせるようなアタリがあったが、惜しくも

根に入られ、ラインブレイク。トラが投げている方向は根が無く、ピンギスが釣れた。

しばらく、その場所で投げていたが、今日はこの新しいポイントの調査も兼ねて

いるので、取り合えず先端まで様子を見に行った。そうすると暗がりで見えなかった

立派なトーフが石積み護岸に続いていることが判った。

足場はコンクリートで外側が少しだけ高くなっているので、竿立ても必要がない。

このトーフの先端は深日漁港とかつてのフェリーが発着していた深日港沖合いに

繋がっており、明るくなって気付いたが、谷川一文字の代わりに狙っている

新日本工機沖合いの一文字にも近いことも判った。

再度、石積み護岸に戻って道具をこちらに移し、NAVIちゃんと近投、遠投を

繰り返して、底の状態を探った。きつい根は無いが、砂地は少ない模様。

良型ガシラに混じって大きなアナゴも釣れて来るので、どうも砂礫混じりの

海底らしい。午前4時前になって辛抱していたのだが、眠気には勝てず、

トラだけ防寒服を着て仮眠してしまった。6時頃にNAVIちゃんの「大型キス!」

の声で目を覚まし、見ると本当に大きなキスが上がっていた。サイズは26センチ。

やはり、砂の部分もあるようだ。明るくなって針のサイズを落とし、遠投するが

釣れて来るのは磯ベラばかり。どうもこいつがキスよりも先にエサを掠め取る

らしく、空針も多かった。そうこうしているうちに内湾が気になったので、

NAVIちゃんに「遠投の練習のつもりで岸方向に投げて見たら?」と言うと、

本当に岸近くのテトラ近辺まで投げてしまった。ところが、その竿にどうも

キスらしいアタリがあったらしく、巻いて来ると小さいがダブルでキスが

付いていた。その後も同じポイントに投げてはキスをゲットして行った。

トラも真似をして投げてみたが、キスにはふられて、またもやガシラが大口を

開けて上がって来た。そして、今度もNAVIちゃんの内湾寄りの置き竿に

アタリがあり、24センチほどのマコガレイが上がった。真夏のカレイで

あるが、でっぷりと肥えて美味しそうだった。

午前8時を過ぎると日差しも強くなり、二人でズボンを脱いだり靴を脱いだり

したが、それでも暑く、とうとう10時にギブアップ。

エサも丁度使い切ったので、ガラガラの26号線をのんびり走って帰宅した。

この新釣り場はうまくポイントに入れば大きなキスも釣れるが、それよりも

冬場のカレイが面白そうである。潮も結構流れるし、恐らく石ガレイの

大型が望めるだろう。また、この日は夜釣りで大きな物は出なかったが、

チヌやスズキらしいアタリもあり、近場としてはまた、魅力的な釣り場が

登場したと思う。何しろ長大な波止なので、出来るだけ多くのメンバーに

入って貰って、その全容を明らかにして欲しいと願っている。