「200歳48時間耐久レース釣行記」 平成15年9月16日、トラやん記


9月13日(土)、兼ねてより予定していた友ヶ島釣行が思わぬ台風接近で

場所変えを余儀なくされた。本来なら朝9時の一番船で渡るので、トラ宅に

来て頂く予定になっていたやっさんと連絡を取り合って、ゆっくり出発しよう

と言うことになった。この日はハコちゃん、まっちゃんも一緒に行くことになって

いたので、FVでエサを買っている間に連絡がつき、二台の車で変更場所の

東燃裏に向かうことになった。折りしも、この日は阪神タイガースの優勝目の

前と言うこともあり、昼過ぎから3時頃までトラ宅でテレビ観戦していたが、

明るいうちに現地に着く為に後ろ髪を引かれる思いで、出発した。

東燃に入る前に、川筋を見てみようと、いつもの網干し場より少し手前の

空き地に車を止め、二時間ほど竿を出したが、トラにキスの21センチが

釣れただけで、移動となった。やはり、台風の影響でかなり水が濁って

いたのが原因と思われた。前回、マダイの良型をゲットした東燃48番タンク

前に重い荷物を運び、足元の良いコンクリート岸壁から4人が竿を並べた。

台風の影響はまったく無く、水は綺麗だ。明るいうちから30cmを超える

グチが釣れたり、小さいながらもキスやチャリコが挨拶に来てくれる。

我々より左側にズラーと陣取るのは地元のタチウオ釣り師達。

夜中を過ぎても相変わらずグチが釣れ盛り、すでにハコちゃんとトラの

クーラーは満杯状態。残念ながら、マダイと言うサイズは来なかったが、

マゴチも釣れたし、すでに翌日の一番船で友ヶ島に渡ろうと言う話が

出来上がっていたので、一旦帰って冷蔵庫に魚を収容する前に再度、

川筋で竿を出した。午前7時頃までにキビレやキスを追加し、再び高速に

乗って、トラ宅に戻った。コーヒーとパンの簡単な朝食の後、FVでエサと

氷、アミエビ、サビキ用竿、仕掛け一式などを買った後、コンビニで島に

は売っていないパンなどの食料を追加購入して、今度は26号線を南下。

9時の船にはぎりぎり、間に合って乗り込んだ。

この日はどう言う訳かお客さんが多くて、野奈浦桟橋の先端が確保出来るか

心配になって来る。ラッキーなことに我々が最後の乗船客だったので、

降り口付近に道具を置いていたのが幸いして、到着後、真っ先に先端を

確保する事が出来た。「これで釣れたも同然」と喜んで竿を準備するが、

続々と周囲に釣り人が座り出して、投げる際のエリアもない状態になる。

殆どがアジ釣りの人だが中には我々同じ思惑の「飲ませで青物ゲット」組もいる。

それでも何とか4人で6本の竿を並べて、飲ませのエサになるアジも確保。

通常仕掛けでマダイ、キス狙い、孫針仕掛けで青物狙いと期待値は100%。

ところが、好事魔多し、通常仕掛けには良型キスもマダイも来ず、たまらず

小針に変えた途端、カワハギが釣れ出した。大きさは手のひらくらいあるので

引き味は面白いが、目的の魚ではない。青物狙いの仕掛けは時々上げる

ものの、頭部だけが残ってアジが無残な姿で上がってくる始末。

一昨年の72センチのメジロの姿が思いをよぎるが、完全に食い込んでくれない。

後ろの飲ませの人も同様だったが、粘った末、暗くなる前に一匹のハマチを

ゲットした。また、桟橋中央付近でカゴ釣りをしていた人に良型のカンパチと

ヒラアジも釣れていた。それを見て、再び、とれとれピチピチのアジを泳がせて

頑張ったが、結局この日は青物には出会うことが出来なかった。

こうなれば、夜釣りに賭けるしかないと思いつつ、小物釣りに興じていたが、

それでもクーラーの中は賑やかになって来る。お土産は充分確保。

夕方から用事があって帰らなければならないハコちゃんと涙の連絡船の後、

いつも黙々と釣るまっちゃんに神様が微笑んだのか、30センチのヘダイが

釣れた。目的の赤い魚ではないが、姿形も良く、刺身にして絶品なので、

有り難くトラのクーラーに収めてもらう。まっちゃんは理由があって、釣った

魚は全部仲間に進呈している。だから、釣行する時はまっちゃんの傍にいると

いつのまにか、クーラーの中身が増えていると言う事は多い。

そうこうしているうちに、日が沈み、待望の夜釣りの時間になった。

気温もぐんぐん下がり、薄着では辛抱出来ず、雨具を着込んでアタリを

待機するが、さすがに寝不足の身体には逆らえず、そのまま、桟橋に

ゴロリと横になったまま眠ってしまった。前日の東燃裏では夜中でも

暑さは相当なもので、着ていたシャツは乾かずぐっしょりだったのに

比べると雲泥の差だった。爆酔モードから目覚めたのも寒さのせいで、

一度、ブルブルと寒気が身体全体を走ったら震えが止まらなくなった。

起き出してやっさんとまっちゃんの様子を見に行くと横になりながらも

目線は竿先を睨んでいた。「寒いですね?」と声をかけたら、まっちゃんも

「辛抱出来ませんのでどこか風裏で寝て来ます」と言ってトラと一緒に

桟橋から離れた。この日は外国の人が大勢来ており、いつもの休憩

コーナーはもとより、あちこちでテントを張って寝ているため、適当な

場所が無い。まっちゃんは何とか石作りのテーブルを確保して寝ていたが

トラはウロウロした挙句、結局は寝る所が見付からないまま、夜明けを

迎えてしまった。熱心に先端で粘っていたやっさんもさすがに疲れたのか

桟橋で丸くなって寝ていた。この様子から期待された夜釣りも空振りに

終わったことが想像されるが、その通りで、暗くなる前にやっさんが

エイ子さんと30センチ近いマダイ(途中で針外れ)を釣り上げたのが

唯一の大物と呼べるもので、あとはピンギス、チャリコが釣れただけであった。

夜明けから迎えの船が来るまでも、相変わらずカワハギやキュウセンだけで

昨年86センチのスズキを釣ったハコちゃんのような快挙もなかったし、

ちょっとだけ期待していた早場のカレイも来なかった。

あとはこの気温下降がどんどん進み、本格的な秋の気配を感じるように

なれば、マダイと呼べるサイズやマコガレイの良型も期待出来るが、

まだ、少しマジックの残っていた阪神が5連敗もしてようやく掴んだ「優勝」の

二文字に近づく島の★V★の日は先のような感じがした一日だった。

今回の48時間耐久レースは良く考えて見ればやっさんとトラ、ハコちゃんの

50?歳トリオに加えてまっちゃんの40?歳年足すと200歳近い数字である。

GCの老齢社会と言われるが、このメンバーは元気なものである。

若者グループに属すN君、O君、H君、T君達にはまだまだ負けられんぞ!