「箱作初ガレイ挑戦記」 トラやん記


二週続けて、休日に所要が入り、竿が出せなかった。
ようやく、前日の講演も無事に終了し、やっと地元の釣り場で竿を出すことが
出来た。季節も泉南方面の秋祭りに突入し、気の早いカレイが釣れるかも
知れないと、取らぬ狸の皮算用を決め込み、目的地は箱作一文字に決めてあった。
事実、昨年の祭りシーズンに仲間のそ〜さんと二人で渡り、30センチオーバーの
マコガレイを含む良型を五枚釣っている。

連日の睡眠不足が続く中、10月5日(日)、午前4時前に目が覚め、仲間の
ハゼドンさんが自宅に迎えに来るまで、パソコンをいじってた。
5時過ぎに、チャイムが鳴り、コーヒータイムの後、箱作に向かった。
今日は我々の他、GCメンバーの仲間である、やっさんと、前夜から紀ノ川に
行っていたhiro君も現地で待ち合わせである。
途中のコンビニで朝食を買っていると、hiro君から電話があり、コンビニに
入って来た。一緒に走って渡船前に到着すると、やっさんもすでに来られていた。

乗船手続きを済ませた他の釣り人は渡船に乗り込んで待機していたので、我々も
500円払って、代表者の名前を記載した後、船に乗り込んだ。
ここ箱作にはピチピチビーチ沖合いにある一文字と、渡船屋の目の前にある
テトラポット一文字の両方がある。殆どの釣り人が沖の一文字に渡るが、
目の前にある一文字は余りにも近すぎるので、誰も渡らない。
ところが、「灯台下暗し」、トラは数十年も通っているが、沖一文字よりも、
テトラ一文字のほうが、良い釣果に恵まれるのである。
それに、沖一文字は渡船料が千円と倍もする。

エンジンが掛かったと思ったら着いてしまうほど近い一文字に4人がそれぞれの
ポイントに並んだ。この一文字の特徴として、新しいテトラポットの真中から右
サイドはカレイ、左サイドはアイナメと、くっきりと釣果が分かれ、底は砂地で
あるにも関わらず、不思議な所である。恐らく底の状況が海草の生えやすい所と、
生えにくい所に分かれているのだと思う。根がかりは殆ど無いが、日によっては
タコ壷やカニ籠ロープが所狭しと張られており、せっかくの魚がそれらのロープ
に掛かってバラすこともある。この日も多くのブイが浮かんでおり、投げられる
ポイントが限定されたが、何とか竿を出すことが出来た。それでも、かなりの
仕掛けの損失があったことは否めない。

FVで買った太いマムシと青のミックスをこれも忙しくて作れなかった市販品の
カレイ仕掛けに装着して投げたが、一投目からロ-プを釣ってしまった。
高切れした竿はそのままにして、次の竿を投げる。三本目の竿を準備している
間にも、チョンチョンと小当たりが来ている。恐らく、キュウセンだと思って
いたが、案の定、20センチほどのキュウセンベラだった。取り合えずお持ち
帰りの為、クーラー内に放り込む。それ以後も投げては小物ばかりで、本命の
アタリはない。じっとしていたらエサも無い状態が続き、仲間も同様のような
釣果で、hiro君なんかは力糸と錘をつけている時間のほうが長い状態だった。

短竿も持って来ていたので、穴釣りでガシラかメバルでもと思って探り釣りも
したが、どこの穴に入れてもキュウセンかフグだけであった。
天気は良いし、疲れが出てきたのか、ウトウトしがちで竿先を凝視するが、
相変わらずエサが無いか、ベラ、チャリコ、ハゲなどの小物が掛かって来る
だけで、暇なので他の仲間と電話で遊んでいた。
紀ノ川前夜組のナカちゃんの釣果も思わしくないらしく、マゴチ一匹でエイ子
さん連発に業を煮やして、マリーナシティに移動したらしい。
レジャーボートに二本の竿を持って行かれながらも、キスを16匹釣り上げた
と言うことで、お互いの不発を慰めあっていたが、ちょっぴり羨ましい気持ち
だった。

また、仕事で急遽、箱作釣行が取りやめになったまっちゃんからも連絡が
入り、「皆さんの顔を見に行く」と行って、わざわざ堺から車を飛ばし、
昼前に道具無しで渡って来てくれた。トラの竿をお貸しして、一緒に並んで
釣りをしたが、釣果は相変わらずで、期待していた「いつの間にかカレイが
クーラーに」と言う状況にはならなかった。彼と釣行すればそう言うことが
多く、仲間はわざと彼の横に陣取る人は多い。(嘘)
単身赴任の為、ご自宅で調理するのが大変だし、ただ、単に持って帰るのが
めんどうなだけで、毎回、仲間のクーラーに釣った魚を入れているのが真実。

いつもなら、午後2時か3時に渡船が迎えに来るのだが、この日は早く、
1時過ぎに迎えが来た。我々の様子を遠望していて、かなりダレているのが
判ったらしい。かなりの量のエサが余ったが、次回のミニOLMのために
持って帰ることとして、次の予定であるお好み焼き昼食会に突入した。
ハゼドンさんが連絡をしてくれて、JJさんや、山ちゃんご一家もこちらに
向かっていると言う。いつものお好み焼き屋さんに集合して、飲めや唄えの
酒池肉林の騒ぎは一度も無く、皆で相変わらずの大物自慢、小物自慢?
ポイント説明、果ては最近の政治問題まで発展して、昼食会は無事に
終了した。一旦、トラ宅に寄ってもらってこの日の釣果、小物&タコが
いつのまにか馬刺しに代わったいた(お隣と交換)ので、それを肴に
アルコールなしの座談会を再開し、夕暮れのいわし雲がたなびく頃には
散会となった。『普通の投げ釣り同好会会長』のやっさんを始め、
『普通でない投げ師同好会会長』のJJさんも『48時間耐久釣行同好会会長』
のナカちゃんも『多摩川でタマちゃんを釣る会会長』のyo-sanも会員さんを
引き連れて、次回、<南白浜ミニOLM>には参加して下さることを祈願して、
この「箱作カレイ初挑戦釣行記」を終わります。