『岸田一文字釣行記』男はつらいよ純情編??? ナカちゃん記

12月28日、以前より会社の上司と計画していた岸和田一文字釣行だったが
おりしも上司の人の都合がつかず今回はキャンセルと言うことになった。
しかしながら、小生まったく釣行をあきらめるつもりなどなく3連荘の飲み会の後、明け方午前4時
前に家をでる、岸和田までは阪神高速で40分ほどであったがすでに殆んどの人が乗船をすませ
いまかいまかと一番船の出発を待っていた。

午前5時過ぎ出発。。。
外海が近づくにしたがって北西風によるうねりがきつくなる。
ほんのちょっとの間ではあるがやはり船は苦手である。さてその後、船はどこにも寄らず
(以前は何箇所かの波止を回ってから沖の一文字に行ったと記憶しているが?)まっすぐ沖の一文字に到着、
すでに一文字常連さん組みがスタートダッシュとばかりに沖のカーブをめがけて走り出す。
小生は他の船客と同様順番に下船してボチボチ歩いて、やはりカーブをめがけて歩き出すが
ものの70、80mも歩かないうちに先行の方が竿出しの準備をしているので自分もその隣りで
準備を始める、1番船で着いた人数はそんなに多くなかったのか、楽に竿4本は出せるスペース
を確保(実は人気場所では波止に竿をたてかけるのに三脚のはば程度の場所しか確保できないのを
見てビックリ!!!)
さて小生も暗い中、竿出しの準備を始める、一昨年正月初釣りOLMの際まだ夜が完全に
明けきる前にポチポチ釣れてその後まったくアタリが途絶えたことを思い出す。

まずは先行のお隣さんにご挨拶、先方も気さくに挨拶を返してくれ、もし小生のラインがかぶって
しまったらすみませんが宜しくと言うと、それはお互い様ですから気にしないで下さいとのこと。
きっとたいていの方はこうやってお隣さんとのファーストコンタクトがうまく行けば多少の問題が
発生してもあまり大きなトラブルにはならないのではないかな〜とチト思う。

さて朝の地合はそんなに長くないはずとカーブ方面の様子はわからないが、しらじら明けに
見える範囲を伺うと、小生やそのご近所さんの範囲100メートル程は全然釣れていないが
それより向こうはポチポチあがっているようだ。。。

なかでも左側50〜60mほどのところに陣取る見るからに常連さん(この人は道具建ても
ナカナカのもの)てな感じのおっちゃんは良形をボチボチ上げている。
岸和田は2回目でほとんど初心者の小生、まずは情報収集。。。そこでまたくだんの
お隣さんに教えを請う。。。

たしかに我々がいる場所は数釣には向かないが岸和田でも比較的大型が釣れる場所との
こと、これでまた安心して竿先を見つめる、またその頃にはお隣さんが堺在住の小生より多少お若い
(たぶん?)方で毎年今頃は毎週末ここへ来ているとのこと。
これはホンマもんの岸和田フリークだ、しかも物腰もやわらかい、逆に小生の右隣の方の人は
かなり釣りたい殺気をヒシヒシと感じさせギスギスした感じ。
右隣の方は4〜5人グループのリーダー的な人のようであるが、小生が遠めに放ったラインにその方のラインが
絡まった時、小生の錘より相当軽い錘で多分その方の錘が転がってラインをまたいだと思われたのに一方的に
小生が悪いような口ぶりである、とりあえず謝ってそれからはまん中よりずっと左方向に投げることにした。

その後もその岸和田フリークの方(以後フリーク氏と呼称)といろんな釣り談義や、岸和田一文のポイント、
季節ごとの釣りもの、山田渡船の利用の仕方、営業時間などをまったく押し付けがましくなく丁寧に教えて頂く、
しかも良形ガレイの十数枚のかため釣りも何度もしたこともあるようだが
自慢などなく実にさわやかな感じの人だ。
また今年の岸和田はいつもよりずっと水温の下がるのが遅れ、例年ならクリスマス頃から
爆釣モードに突入、お正月3ヶ日ぐらいまで、ピンポイントでなくともけっこう釣れるとのこと。

したがって今年の爆釣時期はお正月元旦以降ではないかと予測していた。
氏は例年大晦日と元旦は必ず一文字に渡り、その年の最後の夕日を見て、翌日
元旦の初日の出を拝む、岸和田詣でをするのだそうである。もしかしたら海の中は
お賽銭でいっぱい?)
氏も時々は遠征もするようだが岸和田は堺からちかくエサもアオのみで釣れ
時間のいっぱいある人も、ない人もリーズナブルに楽しめますよ。。。とのこと
渡船代が1,800円とちょっと高めに思えるが、駐車場代も高速代も
かからないしたまに爆釣も楽しめるからお勧めとのことでした。。。
こう言う風に書くと何か山田渡船の回し者?のように聞こえるが、ほんとうのところは
違うようだ(爆)

さて実際の釣りの方は、その後もわれわれの近所だけは蚊帳の外、例の本格的な
おっちゃんは3本針仕掛に3枚それも、全部30cm前後の良形を釣る。
不思議とその方以外は、小生の見える範囲では低調だ。
それでも岸和田フリーク氏はまったく焦るでもなく、投げ竿3本の他に短いジギングロット
を出して、暇な時はこれだねと蛸ジグをサビキ始める。
一文字はカレイの他タコがよく釣れるのでお土産にお勧めだそう。。。

さて日が高く上り9時を過ぎた。いつもならここで良形をたくさん釣った常連さんたちは
一斉に帰り始めるのだそうだが、今日はまだ誰一人として帰る気配がない。。。
やはりカレイは低調のようだ。

そんなこんなでまったくアタリのないままお昼も過ぎた、ここでようやくぼちぼち波止から
帰る方たちがでてくる。
だが小生はじめわれわれのご近所さんはその気配がない。
また帰って行く人たちに聞いてみるがやはり多く釣っているのはほんの2〜3人のようだ
後の人は0〜2枚くらい。。。
う〜ん今日の岸和田はとても手ごわい・・・・1時過ぎついに一文字内ジプシーを敢行。
フリークさんに一旦さいならを言いもう少しカーブよりに移動、それから1時間ほどして
フリークさんもまた小生の隣りにきて、「僕もまたお隣でやらせて頂いていいですか?」
とのこと、もちろん歓迎である。
けっして寂しがりでもなく、淡々と1人で釣りを楽しみ自分のスタイルを持っている。
確かに岸和田にはサーフの方たちのような出で立ち、キャステングホームの方や
本当の大物狙いの方はいないようだ。でも我々サンデーアングラーの原点のような
ものがあるような気がする。

さて3時も過ぎて悪夢の岸和田ボーズの時間が刻々とせまってきた。
時々昼寝をしながら、起きてはまた打ち返すが一向にペケである。
小生もまわりの人たちにも完全に諦めの文字がちらついた4時ごろ、無常にも
本日の最終船午後5時ですと案内をしながら沖を行ったり来たりする山田渡船を
恨めしげに残っている皆で見る結果となった。
この時間帯釣れていた人も、そうでない人もあらかた帰ってしまっており、後は
例の常連のおっちゃん(この人は別だが)以外はほとんどボーズ組みのようだった(笑)

皆5時ぎりぎりまで頑張るんだ。。。なっ、なっ、なんと涙ぐましい光景。
それでもパチンコでまけて熱くなったときのように1000円札を次々に投入することも
なく、至って健康的に暮れ色の近づく関空、淡路島、神戸の眺めを見ながら釣る。
いつの時間からか、残って釣りをしているものたちの中には妙な一体感が生まれ始めて
いるのに気がついた。。。。

う〜ん、もしかしたらこれがあの有名な「岸和田ボーズ愚連隊」の始まりだったのか(爆)
さて渡船の迎えに来る時間が近づき、皆も竿を片付け始めた。
小生も泣きの1本を残していつでも撤収可能の状態。
4時45分、トラさんの携帯に岸和田ボウズ報告を入れ、最後の竿を片付けようとした
そのとき、泣き竿のトップがコクン! ワッ!アタリだ、まちにまった今日初めてのアタリだ
まさに泣きの1枚は正真正銘のマコガレイ、型は一文字の標準にもまったくおよばない
23.5cmだが何か込み上げてくるものがあった(このへんかなり大げさ?)

もちろんお隣のフリーク氏も、カレイはカレイ、十分ですやんと共に喜んでくれた。
そして本格的に暮れなずんでいくなか、帰りの渡船で美しい海と、その反対の陸側に
輝き始めたネオンを見ながら帰途に着いた。

さて帰りの渡船で聞いたのだが、フリーク氏のお名前は、川西さん。
この時期ほぼ毎週末、岸和田一文字に来ているとのこと。
童顔にけっこうまばらに生えた白髪、上下鮮やかなブルーの防寒着、道具は
小生同様シマノサーフリーダーFVに投げリールと、1本だけ白のインナーラインの竿
(岸和田で最初の1本出すときあらかじめ仕掛けセットでき」便利らしい)を
出している、また車もとても氏にお似合い?のファンカーゴの白に真っ赤な
ホイールととても解りやすい出で立ち。
我々GCのことやトラさんのホームページのこともご紹介しましたので、今度また
当サイトや釣り場でお会いできたらうれしいですね。。。

さて長々と釣果報告におつきあい頂きありがとうございました。
これにこりず近々また岸和田へ行ってみたいと思っております。
そこでまたフリーク氏にお会いできれば最高ですね。。。
取りあえず小生の2003年の釣行はこれにて終了です。
この一年おつきあい頂きましたGCの皆様、当サイトのゲストの皆様、それに
サイトを運営いただきいつも我々を遊ばせて頂いている、「泉南のトラ」(カッコよすぎ?)
ことトラさん一年間ありがとうございました、また来年もよろしくです。

さ〜て、今度は釣るぞ〜(お〜と!入れ込みすぎに注意(大爆))

                                          以上